敷料プロセッサーBBP400型 新発売のお知らせ

弊社は、牛スラリーの敷料利用の拡大を目指し、バウアー・ベッディング・プロセッサー(墺・BAUER-FAN製)の小型モデルBBP400を新たに販売開始しました。
同機は20“コンテナにユニット化され省スペースながら最大400頭分の牛スラリーから日量最大10m3の敷料を製造します。
ミキサー・ポンプ等外部装置を含め同機のシステムで自動制御可能。
純正セパレーターによる固液分離と好気性分解熱による病原性微生物の熱処理を経て、牛スラリーの衛生的で良質な敷料利用を低コストに実現しています。
インターバル運転により少頭数からも適応するのも特徴です。
BBPのメリット
- 病原性微生物を不活性化した敷料を8~24時間で作り出します。
- 一般的な戻し堆肥と比べ極めて低水分(含水率58%)の敷料ですので、吸水性、 クッション性に優れます。
- 牛スラリーを敷料利用することで、敷料の購入費用を削減することができ、かつ全自動制御のため敷料製造の人的作業も最小化できます。
- 固液分離・昇温処理・コントロールの機能がコンパクトなコンテナにユニット化されているので、省スペースかつ設置も容易。
- 従来の戻し堆肥製造に必要だった堆肥舎、切り返し作業等も不要になります。
BBPの特徴
- 大型ギアードモーターを搭載したBBP専用型『プレスター』。
牛スラリーから1mm以上の繊維を分離、含水率を62~64%に調整し微生物による好気性分解が起こりやすい状態にします。 - その後、ステンレス製の分解調整ドラムで60~75℃に昇温、含水率58%程度まで調整します。
- 運転は、ユニット外部のスラリーミキサー、汲上ポンプ、排出コンベア等含めBBPのシステムにより全自動制御が可能。
- 操作はグラフィックベースのタッチ画面なので直感的に行えます。
- インターバル運転により対象頭数の変化や、少頭数での利用にも適応。
- コンテナ内面には、発泡性樹脂、ドラムには保温ジャケット加工を施してあり寒冷地での運転にも適応。(オプションで保温ヒーターの取り付けも可能)
BBPシリーズスペック
型式名 | BBP400 | BBP1000 | BBP2000 |
対象頭数(成牛) | 最大400頭 | 最大1000頭 | 最大2000頭 |
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最大敷料生産量 | 10m3/日 | 24m3/日 | 48m3/日 |
完成敷料含水率 | 最大58% | ||
最大必要動力 | 26kW | 38kW | 45kW |
ドラム容量 | 7m3 | 25m3 | |
分解調整時間 | 8~24時間 | ||
分解調整温度 | 60~75℃ | ||
セパレーター 分離固形物含水率 |
62~64% | ||
外形寸法 | 6,100 x 2,440 x 2,590 mm | 12,200 x 2,440 x 5,180 mm | |
コンテナ規格 | ISO 20″ |
ISO 20″(上段: 固液分離 ) |
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ユニット重量 | 約7.2t | 約18t |