新型レインスター自走式モデルを発表

より使いやすく洗練されたニュー・デザイン
通信システムも搭載した新型自走式レインスター
2019年6月12日、北海道訓子府町にて自走散水機・BAUER「レインスター」SPモデルの新型発表会が行われました。
当日は、国内の関係者100余名とメーカーのBAUER社から技術者2名が参加、
同機とあわせて国内向けに開発されたエンジン搭載型かんがいポンプユニット「ファモスF4-80a-F」との連動デモンストレーションを行い、好評裡に終了しました。
SPモデルは、1995年に日本国内からの要望によって開発され、エンジンによる本体の圃場内小移動、ポジショニングの他、水圧不足を補うブースターポンプの搭載やレインカートの高速走行の要望にも応える油圧巻取装置等、利便性・応用性のため数々の改良を重ねて参りました。
同発表の新型モデルは、高領域に完成された散水機構部を新設計の移動フレームに搭載、イメージを一新しています。
特にスマートフォンでの遠隔操作等IoTの技術を取り込んだコントロールシステムもその特徴のひとつとなっています。
尚、同モデルは2020年の発売を予定しています。
新型レインスターSPモデルの特長
最新システムでより高度な制御が可能
コントロールシステムは最新の「ECOSTAR6000」を搭載。
各種の連動機器含めた遠隔操作や通知機能、一元管理、等より高度なかんがい制御が可能です。
メンテナンス性が大幅に向上
横方向に全開する新デザインのカバーにより、高性能水流タービンやギアボックス等の主要メンテナンス部へのアクセスが一層しやすくなりました。
強化された足回り・走行機能
給油を行い易いよう運転フロアー下部に配置した燃料タンク、電力供給能力を高める増設されたバッテリー、より大きな工具ボックス、夜間移動をアシストするヘッドライト、新設のホースラック等ユーザー様に優しい数々の配慮を行っています。
エンジン搭載かんがいポンプユニット「ファモス F4-80a」
新型レインスターSPモデルと同時に発表された、「ファモスF4-80a」フォークリフト可搬式。
定評のあるBAUER製かんがい用高圧ボリュートポンプ「ファモス」シリーズに動力エンジン(クボタ製)と通信機能を搭載したコンピューターを運搬性に優れたコンパクトなユニットにまとめました。
最大揚程は140mm、高性能レインスターの能力をフルに発揮させるため、異なる圃場の条件、必要な水量、圧力、運搬方法等各種の要素を精査して製作しています。
このユニットとHKポータブルパイプ、レインスターとの組み合わせで即かんがい作業を行えるシステムを構成できます。
ユニットには通信機能付コンピューターを搭載。スマートフォン等各種通信端末から遠隔操作も可能です。
その他、吸水補助機能、静かな運転、簡単なメンテナンス等も特長です。